理人「美雪の髪も瞳も美しいよね」


体温がぐんと上がっていくのがわかる。


『う、美しいだなんて…///』


理人「何色にも染まらない漆黒の髪に

透き通っていて、色気を感じさせる

パープルの瞳…」



理人の目にはそんな風に移ってるんだ…


『珍しいよね…パープルなんて…』


理人「あぁ。でも、その分、
誰よりも美しく見えるよ」


と、微笑んでくれる。


この瞳は私にとってコンプレックス。

両親ともに純日本で、目はブラック。

…と、聞いている。


パープルの瞳の私は

いつも周りから軽蔑されていた。


生まれつきのこの瞳。

恨んだって仕方が無いのに

両親のこと、すごく恨んだなぁ…


((なんでこんな風に産んだの?!))


ほんとに、無意味だったなぁ…