でも…


別れるなんて…



『いや…です…』


《聞き分けの悪い子ね》



ガチャッ


「ただいま、美雪」



「美雪ーー??」





私は電話と帰ってきた人を

何度も見る。


《そこにいるのは理人ね?!》


キーンっとするような声で言う。



理人「は、母さん?

って、俺携帯忘れてきたのか…」



『ふぇっ…理人…

会いたかった…っグスッ』


あまりの嬉しさに涙する。


不安の涙とともに。


そんな私を抱きしめてくれる理人。



《あなたまた勝手に…ブチッ》



理人によって

電話は消された。