そんな時


プルルルルップルルルルッ


理人に電話がかかってきた。



理人「はい。


…あぁ。……うん。…わかった。」



途中から、

暗い顔をする理人。



『どうしたの?』




理人「ん?親から。

一旦帰ってこい、だってさ」




『そ、そっか…』


無理やり笑顔を作った。



わかってた。

帰らなきゃ行けない日がくるのは。



覚悟しててもやっぱり寂しいな…



だって、

ロシアに帰ってしまうのだから。



理人「すぐ帰ってくるから」


と、私を抱きしめてくれる。




『うんっ…!!』