「ぃってーな!!」



どちらにせよ、ぶつかった相手が悪かったらしい



男は私の腕を思いっきり引っ張って路地裏に引きずりこむ



「ちょ…「チッ…暴れんじゃねえよ、俺にぶつかっておいて謝っただけですむと思うなよ?」



男は私を壁に押し付けてニヤリと笑う



そして、太股に手を這わせながら男が顔を近づけてくる



「いや……」



反射的に目を瞑る



その刹那



バキッ!!!



近くでものすごい音がした