愛と哀







「七乃」



春田くんの右手が私の頬に触れる。


反射的に染まる頬。








「好き」


「えっ……」


「好きだよ。七乃」


「な、何言って……」


「俺の彼女になって……。付き合おうよ」



ちょっと待って。
これって、まさか……。




「こ、告白……?」


「そのつもり、なんだけど……俺の気持ち、伝わらなかった?」


「う、ううんっ!!」



どうしよう。
私、初めて告白されちゃった。
しかもサラッと。