愛と哀







そっか。

ここは都会とか住宅街じゃないから。


余計な明かりが全くないから。



だからこんなに、夜空が綺麗なんだね。






「……よかった」



横で呟かれた言葉に私は「え?」と首を傾げた。






「七乃、何か元気なかったから……。心配だったんだ」


「……」


「でも今、久々に笑顔が見られて安心した」


「春田くん……」



そんな風に思ってくれてたの……?



なんだ……。


彼はちゃんと私の事、見てるんだね。