「七乃、七乃……」 気がつけば眠ってて、彼に起こされて目を覚ました。 「ん……」 「着いたよ。降りるよ?」 「うん……」 荷物を持って電車を降りると、都会とは違い建物がほとんどない田舎へと来ていた。 「少し歩くから。疲れたら、言ってね」 「……う、うん」 本当に、どこに行くつもり……?