有希の第一印象はもろくも崩れ去り、翌日にはすっかり別人の本性をさらけ出していた。



時、すでに遅し――。



哲也との一件を知り、桂子は、娘の育て方を間違えてしまった自分を呪った。


そして、有希の女子力を少しでも上げるために、自分が出来ることをしようと心に誓った。