思わず笑みを零すけれども、涙に勝てることはできなかった。


いつの間にか私は土方さんの刀を落としていた。


力が抜けて膝から崩れ落ちた私を支えてくれたのは土方さんだった。


土「大丈夫か?」


『…っあ…。』


どうしよう…。


これからどうすればいいんだっけ…。


わからない…。


私は放心状態だった。


土「ちっ。わりぃな。」


土方さんがトンッと手刀で後頭部を叩いた。


私の意識が薄れていく。


気を失う寸前まで私は2人の姿を思い浮かべていた。


私は最後の最後までお梅さんと芹沢さんの姿を目に焼き付けた。


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