『ん…。』


目が覚めて辺りを見回すと森の中だった。


目の前には神社があった。


『な…なんで私、ここで倒れて…?!』


ひとまず、誰か探さなきゃ…。


走って森の中を駆け抜ける。


何かおかしい。


いつもなら感じない何かが…。


『っハァ…ハァ…ハァ…。嘘…でしょ…?!』


森を抜ければ街…のはず。


なのに、なんで袴に刀、着物、家が低い…。


まさか…いや、まさかね。



そんなことは…。


ドンッ


『あ、すみません。』


浪「ああ?!当たっといてどんな態度だよ?!」


いや、あんたが当たってきたんでしょ。


男の人は腰に差していた刀に手をかけ、刀を抜いた。


私にそれを向けると


浪「俺に歯向かうとはいい度胸だなぁ女の癖によ!」


私の腕を狙っていたから少しよけた。


でも、ちょっと甘かったみたい。


私の腕から血が出てる。


まじで本物…。


チッ。


私の勘当たっちゃった。


まさか、タイムスリップとは…。


さて、コイツをどうするか。