土「あいつ笑ってねぇんだ。笑ってるのは笑ってんだよ。でもな、笑顔が嘘っぽい。後、平助に向けてへの態度、見たか?」


近「ああ。」


土「随分冷たかったよな。あいつに何があったのか分かんねぇけど、あいつには笑ってほしい。」


近「トシ….。」


土「よし!山崎。」


天井裏から黒い塊のような物体が出てきた。


山「何でしょう?」


その黒い物体は先程呼ばれた山崎と言う男のことのようだ。


土「橘の監察をしろ。」


近「だがなぁ。トシ。あの子は何もなさそうなんだが?」


土「かっちゃん。少しは人を疑えよ。」


山「…。では、監視してきます。」


土「おう。」


山崎さんは天井裏に戻っていった。


土「女であろうと子供であろうと、間者は消す。」


殺意を込めて言った言葉に近藤さんは苦い顔をして見ていた。


この2人がこんな話をしていたとは私は知る由もなかった。