土「相手は、平助!お前がやれ。」


平助と呼ばれた人はさっきのやけにちっちゃい可愛い系の男の子だった。


平助と呼ばれたから藤堂平助だろう。


呼ばれた本人はまさか呼ばれると思わなかったのか、びっくりしていた。


『早くやろう。』


そう冷たく言い放った。


沖田さん達は目を見開いて私を見ていた。


藤「お、おう。」


土「両者、構え。始め!」


この合図で始まった。


どうしよう?


なんかめんどくさくなった。


少しだけ使おうかな…?


藤「行かないの?なら、僕がいくね?」


シュッ


余裕…。


少しだけど使ってるもんね。


この角度なら誰にも見えないはず。


『遅っ…。もうめんどくさくなった。早く終わらす。』


タッと藤堂さんの頭の上を飛んで竹刀を振りかざした。


勝負はもちろん…。