どのくらい眠ったのか わからない。 私が起きたのは インターホンがなったからだ。 佐々木さん… そう思ったら、身体が動かない。 何度もインターホンが鳴る 『いや……もう…いやっ』 そう口にしていた。 「香織…いるんでしょ。開けて…」 その声は……和美だった。 私はすぐさま玄関へ行き チェーンと鍵を開けた。