「よーしっ!買い物だぁー!」 和美は私の手をひき歩き出した。 和美の元気が私を元気にしてくれた。 いろんなお店を周り 久しぶりに買い物をした。 夏バーゲンが始まっていた。 「香織、安いょー。あ、可愛い」 『和美……買いすぎ。』 私と和美は 両手に紙袋を持っていた。 二人でケラケラ笑いながら歩いていると 「あれー和美と…水嶋じゃん」 声をかけてきたのは 同じクラスだった高橋 翔くんだった。