「8時って……幽霊がでる?」 真凛がうなずく。 途端に全身に寒気がはしった。 寝ている当麻を起こし、8時になったことを告げる。 「もうそんな時間か。……じゃあ、手分けして幽霊の呪いとやらを解明しよう」 珍しくやる気の当麻がそれぞれの人物を指差した。 「この高校は北校舎とここ、南校舎に別れている。北校舎3階を真凛さん。2階を陸さん。1階は飛鳥さん。そして、南校舎は……」