「おい。当麻!」 車から下りて日向の車に近づくと、神妙な顔つきをした当麻たちがいた。 当麻は皆藤たちを一瞥すると、閉まっている校門を飛び越えて中に入っていく。 今日は祭日。高校は休みだ。 教師以外、誰もいないはずだ。 優衣の手を掴み、引き上げる当麻に皆藤は聞いてみた。 「当麻。今日は学校は休みだろ?誰もいないはずなんじゃ……」 「……だといいんですけどね」 意味深な言葉を残す当麻。 なんだかハッキリしない。