そう言うと、麻都佳はアメを食べながら、ハイヒールをコツコツと鳴らし、廊下を歩いて行ってしまう。 「逃げたな。あいつ」 「今度あいつのポーチにカエルでも入れといてやるか」 「おい、やりすぎだっての」 楽しそうに富山の目の前で話す男刑事たち。 一人の刑事が富山の肩に手を置いた。 「お前も気を付けな?あの女は何考えてるか分かりゃしねえ。関わんなよ」 ハハハ、と笑いながら去っていく3人の刑事に富山は怒りをおぼえた。