「それで?そうとも限らないって……どういうこと?」 日向が話を続けた。 優衣も後部座席から身を乗り出す。 「可能性の話だよ。まだ断定するのは早すぎる。遺書=自殺 なんて法則がたったら殺人犯はきっとたくさんの細工をする……。最後の最後まで、可能性を見つけるのも探偵の基本だよ」 なるほど。勉強になる。 「たまにはまともなこと言うんですね」 優衣が感心して言うと、当麻がムッと眉をつりあげた。 日向がくすりと笑う。