諒の笑った顔がある。


「やっぱり、結音の隣はお前だろ? 俺じゃ無理だ」


「諒……」


「結音が目覚めたら、また3人で遊びに行かないといけない。そのために今の問題を片づける必要がある」


「あぁ……そうだな」


俺はようやく、力強く頷く事ができたのだった。