彼女ができても、登校とお昼を私と過ごしてくれるシュリに、さらに好きの気持ちが大きくなっていく。 「すき…」 「へ?なんて?」 「ううん、なんでもない」 つい口から出た想いを、誤魔化すようにヘラッと笑えば、そうか。と私の頭を撫でるシュリ。 ばか。そーいう仕草でこっちがどんだけドキドキするかちょっとくらい考えろっつーの。 ドキドキとうるさい胸を押さえながら、シュリの隣を歩いた。