「ふざけんじゃないわよっ」





うそでしょ!?





いつからばれてたの!?





恥ずかしさで赤くなる顔を隠すように、下をむけば、楽しそうなシュリの声が響く。









「だぁって、俺のことすきなくせに素直になれなくてやきもちやきまくる愛莉が最高にかわいかったんだもん♡」






はぁぁああぁ!?









「なのに、

ずっと妹的な可愛さだと思ってたのに、やたらあゆむと仲良くするし、俺以外に笑うなって昔いったのに、あゆむには笑いかけるし、楽しそうにはなすし、頭触らすし、名前呼び捨てだし、ずっとイライラしてたら、愛莉に突き放されるし。









そんで、やっと気付いた。





あ、俺愛莉すげースキって」






「‥‥‥‥‥‥‥‥っ」







綺麗な顔で、私の身長に合わせて顔を覗き込んでそんな事いうから、全身の血液が顔に集まっていく。








「なぁー、



俺だけの愛莉になるでしょ?」







ずるい。








あんたずるすぎ。






そんな可愛い顔で言われたら、全て許しちゃうじゃん。








「‥‥‥浮気したら即別れっからね」







「うん。


愛莉がずっと一緒にいてくれるなら



他の女の子全員いらない」








シュリがそうやって、馬鹿みたいに真剣に言うから、



今までの事とか全てどうでもよくなって






「っ‥‥‥‥‥‥ふぇ‥‥‥‥離さないからね‥‥‥っぅー」






「うん。


離すなよ。つか泣かないで。おれ愛莉の涙に弱い‥‥‥‥」






シュリに抱きしめられてワンワン泣いた。