* 一人、溜め息をついた。 言葉も交わせぬまま、妙にゆったりと時間が過ぎていく。 もどかしく、また溜め息をつく。 「ねえ、月読。私は──もう要らないんだろうか」 膝に乗せた月魂を撫でながら、問うてみる。 『やけに弱気じゃないか。要るか要らないかなど、他人が決めることでは無いと思うぞ?』 「でも、否定されたら、そう錯覚してしまう」 『お前が四聖を信じなくてどうするんだ?それに、自分で自分を見放したら、否定されたお前自身はどうなる』 月読の言葉は、重かった。 ……それでも、あたたかい。