電子音が鳴ると、すかさず母に体温計を投げやった とうてい座っていられないのだ 熱が無いわけがない 「38度6分、高い熱ね。仕方ないわ、学校に連絡しておく。まなかちゃんには伝えないでいいのね?」 僕は頷いて横になった 「なに横になってんの、着替えなさいよ。明日から休みなんだから今日中に病院にいくわよ」 そうして僕は病院に連れられて行った