声も何もかも姫殿かだった。 本当に姫殿かならば、俺の顔を見て気づくはずだが、気づかない。 生まれ変わりなのだろうか、それとも記憶がないだけなのだろうか。 「何故……あなた…が、ここに……いるの?」 あのとき、俺達は何ひとつ守れなかった姫殿かを見続けることしか出来なかった。