「そこにはすわっちゃダメー」 私がこの前座っていた風間くんの向かいのベンチに横たわろうとすると。 風間くんはそう言って、私を地面に落とした。 いやちゃんと受け止めてくれた。 これまでと違って、格段に距離が近い。 恥ずかしくて、一気に顔の体温が上昇する。 「ここのベンチだけ、ペンキ塗り立てなんだ。 だから制服に付いたら、エラいことになるだろ・・・って、え?」 一緒に起き上がると、風間くんに泣き顔を見られた。 それに風間くんに会えたってことで、安心してついつい彼に抱きついてしまった。