「正直に言ってよ‼」
朝休みの今。
私は廊下の片隅で、蒲田さんに迫られている。
「どうなの?
あたしが昨日の昼休みに話してたこと、聞いてたんでしょ?!
素直に言ってよ」
秦野くんのことを言われている。
何で私が盗み聞きしたなんて知ってるの?
「・・・・」
「昨日あたし、秦野くんに
あまり俺のこと話すなって言われた。」
「え?」
「秦野くんのこと話してた時って、昼休みのあの時だけだったし。
あたしの友達は口外する人じゃない。
だったらもう彼女のあなたしか考えられないの‼
で、どうなの」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…