もう、誰も好きにならない。










「・・・・・・・・・・・二宮くんが川田くんに怒ってくれた事、嬉しかったよ。 ・・・・・・・・・・・・ワタシね、後悔だけはしたくなかったの。 こんな目に遭ってまで好きになったから・・・・・・・・・・・・せめて、川田くんを好きになった事だけは、後悔したくなかったの。 ・・・・・・・・・・なのに、凄く後悔してしまったの」







両手で顔を覆って、どうしても我慢出来ない涙を垂れ流す。








「・・・・・・・・・・・・ホント、ばかだよな。 冴木は」








そんなワタシを、二宮くんがそっと抱きしめた。







辛くて苦しいのに、二宮くんの体温に、匂いに、髪にかかる息に、心臓が激しく動いた。







「・・・・・・・・・・・・後悔、してもいいじゃん。 これで吹っ切れるだろ?? だいたい、オマエはこんな状態になった事をオレのせいだと思って恨んでいるかもしれないけど、川田と冴木の関係バラしたの、オレじゃねぇし。 多分川田本人だし。 オレにバラされる前に自ら中岡に白状して、ショック受けた中岡が周りに相談したってトコロだろ。 だって、オレが登校する前に噂広がってたし。 ツイートする程面白い話でもないと思ったから、呟いてもないし」







『泣き顔、隠さなくていいよ』二宮君がワタシの背中を擦る。







自分の体温が上昇していくのが分かる。