もう、誰も好きにならない。










二宮くんが頭を下げてワタシに謝罪をしている。







確かに昨日の二宮くんは酷かった。







でも







「・・・・・・・・・・・・ワタシも、ゴメン。 つい頭に血が上っちゃって、他人様の家のドアに当たってしまいまして・・・・・・・・・・」







先に二宮くんが謝ってくれたお陰で、だいぶ謝り易い。







二宮くん、怒るどころか反省してくれたんだ。







二宮くんの優しさが、嬉しかった。







『ホント、短気な女』と言いながら、頭を上げた二宮くんと目が合って、思わず2人で笑い合う。








そんなワタシたちの横を、手を繋いだ川田くんと里奈が通り過ぎた。








どうしたって目が2人を追ってしまう。







そんなワタシの様子に二宮くんが気付く。







「・・・・・・・・・・・・・なんであの2人は別れないんだろう。 オレだったら即別れるけどな」








二宮くんが眉間に皺を寄せながら首を傾げた。