もう、誰も好きにならない。












------------------翌日、行きたくない気持ちを押し殺して学校へ向かう。







どうせ学校へ行ったって、授業は受けられない。







それなら学校へは行かずに、どこかで時間を潰せば良いではないかと思うけど、そんな事をしてしまったら学校へ行くきっかけを見失ってしまいそうで。







ひたすら足元に視線を落としながらとぼとぼ歩き、そのまま校門を抜ける。










「冴木」







後ろからワタシを呼ぶ声がした。







嫌われ者のワタシに声を掛けてくれる人間は、二宮くんしかいない。







昨日の事があるので、足は止めても振り向く勇気が出ない。







・・・・・・・・・・・・怒って・・・・・ないわけないよなぁ。







逃げ帰った後、二宮弟、上手く取り繕ってくれて・・・・・・・・・ないだろうな。







もう、腰90度に折り曲げて謝ろう。






覚悟を決めて振り向こうとした時







「昨日、ゴメン」







自転車から降り、それを引きながら二宮くんがワタシの横に立った。