もう、誰も好きにならない。









脱衣所には、洗濯が終わって、キレイにアイロンまで掛けられた制服が置いてあった。







下着はネットに入ったままで。







さすがに下着を畳むのは変態すぎると、二宮くんも気を遣ってくれたのだろう。







二宮くんが生粋の変態でなかった事に、心から安堵した。







二宮くんには、ワタシが信頼している二宮くんのままでいて頂きたい。







素早く着替えて、二宮くんにお礼を言おうと二宮くんの部屋に・・・・・・・・・・。







・・・・・・・・・・・二宮くんの部屋ってドコよ。







仕方なく、二宮弟の部屋に戻る。







ノックをすると、二宮弟がドアを開けて顔を出した。







「どした?? 忘れ物??」







「イヤ、二宮くんにお礼言いたくてさ。 二宮くんの部屋ってドコ??」







「隣だけど・・・・・・・・・・・律儀だねー、冴木。 あんな目に遭わされたのに」







二宮弟の言う通り、酷い目に遭わされた。 だけど、制服のお礼は別の話しだし。







「教えてくれてありがとう。 フツーに苗字で呼んでくれてありがとう」







二宮弟にもお礼を言うと







「冴木の名前は聞かないでおくわ。 兄ちゃんが名前で呼ばない兄ちゃんの連れの女を、名前で呼びたくないから」








二宮弟は、困った様に微笑んでドアを閉めた。







彼は謝罪こそ出来ていなくても、彼なりに反省しているんだ。