「・・・・・・・・・・・・まぁ、信用はされてないよね」
「ビッチ冴木だもんね」
二宮弟の言葉に、ピクっと肩が動いてしまった。
まさか1年にまで知られていたとは・・・・・・・・・。
「知ってたんだ」
「知ってますがな。 有名人じゃん、ビッチ冴木。 悪口ツイートされまくってんじゃん」
二宮弟の言葉に意気消沈。
自分が悪いのに、ネット社会を恨む。
「でもオレ、みんなが言う程ビッチ冴木の事、悪いヤツじゃないと思うよ」
二宮弟が慰めるように、ガックリ落ちたワタシの肩に『ポン』と手を置いた。
「ビッチ冴木が兄ちゃんと付き合えばイイのに。 ビッチ冴木、間違ってもオレには靡かなそうだし。 割とイイヤツだと思うし」
二宮弟はワタシの事をイイヤツと言ってくれたけど
「ないよ。 ワタシ、横流しされるほど二宮くんに嫌われてるんだよ??」
二宮くんはワタシの事をそうは思っていないだろう。
「確かにね。 でも、兄ちゃんもバカじゃないから、好きか嫌いかは置いといて、ビッチ冴木がそんなに悪人じゃない事は気付いてると思うよ」
それでも二宮弟は、ワタシに優しい言葉をくれた。
だから、コイツは憎めないんだ。



