もう、誰も好きにならない。









「・・・・・・・・・・・でも、よくギクシャクしないよね、二宮くんとキミ。 そんな事があったのに」







さっきもフツーに会話してたもんね、2人。







ワタシが二宮くんの立場だったら、一生口利かないと思うもん。







「兄ちゃん、オトンとオカンの事好きだからね。 心配かけたくないんでしょ。 本当は腸煮え繰り返ってると思うよ」







・・・・・・・・・・・・だからか。 洗濯の仕方を知っていたりするのは。







見かけによらず、親孝行息子だったんだ、二宮くん。







「だから、女もオレに譲ってくれる。 みたいな。 別に欲してなかったのに」







ココ最近で何回男に振られているんだろう。 二宮弟にまでアッサリ振られた。







「じゃあ、貰わなきゃ良かったでしょうが!!」







『どんだけ怖い思いしたと思ってんだ!!』と二宮弟の腕を多少強めに殴ると







「イヤ、オレ的に親切心だったんですけど。 だってオレが貰ってあげなきゃ、アンタの女のプライド傷ついちゃうかなーと思ったから」







悪びれるどころか、『怒られる筋合いがない』とでも言いたげな表情の二宮弟。








「結果的に事情バラして傷つけてるじゃん!!」







「確かに」







でも何となく、コイツは憎めない。