もう、誰も好きにならない。









「・・・・・・・・・・あー、まじな方か」







そう言うと、二宮くんの弟は馬乗りをやめて、ワタシの隣に寝転がった。







「オレ、嫌がる女を無理矢理ヤる趣味ないから。 そんな事しなきゃいけない程、女に困ってないから。 女ってよく分かんないじゃん。 『口では嫌って言っておきながら、ホントは来てほしい』みたいなの、往往にしてあるじゃん」







『ごめんごめん、怖かったね』二宮くんの弟が、近くにあったボックスティッシュをワタシの傍に置いた。







安堵で涙が噴出す。 鼻水も一緒に出てくる。






ボックスから豪快にティッシュを引き抜き、鼻をかみながら二宮くんの弟に怒りの視線を向けると







「え?? 悪いの、オレ?? 兄ちゃんでしょ」







二宮くんの弟が開き直った。







ごもっともだけど、普通こんな事しない。