もう、誰も好きにならない。










トイレへ走り、個室に逃げ込み鍵をかけてしゃがみこむ。







謝っても許されない、改善策が見つからないこの状態に頭を抱えていると








---------------バシャ。








頭の上から水が降ってきた。







・・・・・・・・・・イヤ、バケツごと投げつけられたから、降ってきたというよりは、『水がぶつかってきた』の方がそれらしい。








『天誅ー』『ばーか』ドアの向こうから、罵倒と笑い声が聞こえた。








ドアを開いてやり返す気分になれなかった。







ヤツらが怖いわけじゃない。 やり返したって返さなくたって、状況は変わらない。 なら、やり返した方が得な気もしないでもない。







でも、濡れてびしょびしょな自分をアイツらに晒して笑い者になりたくなかった。