もう、誰も好きにならない。










「オレの言う事なんか、嘘ばっかだし。 冴木の事『ヤリマン』って思った事もないし、だいたい、準備室で昼寝をする習慣だってなかったし。 アレは失敗した。 『昼寝スポット』じゃなくて『寛ぎスポット』って言っておけば良かったわ。 『昼寝』って言った手前、眠くもないのに寝るしかなかったからなー」







開き直ったかの様に、二宮くんが自分の吐いた嘘を暴露し出した。








「・・・・・・・・・・・・・何でそんな嘘吐くかな」








「冴木に近づきたかったからでしょーが」







二宮くんが、当たり前の様に答えるから、否応なしに顔が赤くなってしまう。








「オレは嘘吐きだけど、冴木を裏切る事は絶対ないから信用して」








「・・・・・・・・・・・・・言ってる事がむちゃくちゃ」








「うん。 だけど、何があっても冴木だけは裏切らないよ、オレ」








「・・・・・・・・・・・・・・言われなくても信用してるし」







そう答えると、二宮くんは嬉しそうに笑って、ワタシにキスをした。