「・・・・・・・・・・・・・ねぇ、二宮くん。 心配しなくても、二宮弟はワタシの事なんかどうも思ってないよ。 悲しい話、ワタシ全然モテませんから」
宥める様に、二宮くんのサラサラの髪を撫でる。
「イヤ。 兄弟だから分かる。 アイツ、冴木の事絶対好きだから」
何を言っているんだ、二宮くん。 兄弟なのに何も分かっていないじゃないか。
でも、やきもちを妬いてもらえるのは、何か嬉しい。
・・・・・・・・・・・・・二宮弟が帰って来たという事は、文化祭終わったんだ。
「・・・・・・・・・・・・・・二宮くん、興味ないのは分かってるんだけど、来年は二宮くんと一緒に文化祭をまわりたい」
『ダメ??』さっきの二宮くんを真似て首を傾げてみる。
だって、来年が高校最後の文化祭だ。 どうしても、二宮くんとの思い出が欲しい。
「もちろんイイよ。 つーか、嘘だしな。 『文化祭興味ない』とか。 基本真面目な性格だから、学校サボるのも好きじゃないから、オレ。 今年は冴木といたかったからサボっただけだしな」
「・・・・・・・・・・・・・・嘘だったのかい」
でも『冴木といたかったから』が嬉しすぎて、顔のニヤけが止まらない。



