「・・・・・・・・・・・・・・今日、冴木が弟に両手握られてじゃれてるの見て、好きでいるのを我慢するのが、物凄く嫌になった。 我慢するの、もう辞めようって思った。 でも、冴木はオレの事好きじゃないって思ってたから・・・・・・・・・・・・・『ゲームしよう』って冴木の事騙した。 好かれてないって分かっていても、冴木に触れたかった」
そう言いながら、二宮くんがワタシの髪を撫でた。
気持ちが良くて目を閉じると
唇に何かが触れた。
二宮くんが、ワタシにキスをした。
唇が剥がれて、ゆっくり目を開けると、二宮くんと目が合った。
「・・・・・・・・・・・・キスは、好きな人としたい。 でも、出来れば相手も自分を想ってくれている人がいい。 ・・・・・・・・・・・・強引にでもって思ってたけど、無理矢理しなくて良かった。 絶対後悔してたと思うから」
二宮くんがそんな事を言うから、嬉しくて嬉しくて、目から涙が溢れ出してしまった。
両手を使って慌てて拭っても、全然追いつかなくて。
見かねた二宮くんが、ワタシを抱きしめた。



