二宮くんの顔が目の前にきて、思わず顔を逸らした。
「・・・・・・・・・・・・・あのさぁ、男の部屋にホイホイついて来て、本当にゲームだけで終わると思ったの?? 馬鹿すぎね?? 鈍感で純粋なフリされるのも反吐が出るんだけど。 ・・・・・・・・・・・・冴木、オレとだったらヤってもイイって言ってたよな?? 何で逃げんの??」
二宮くんが、背けたワタシの顔を両手で掴んだ。
やっぱりワタシは二宮くんにとって『ヤリマン』だった。
分かっていたのに、それでもショックで。
だけど、ワタシは二宮くんが好きだから。
二宮くんとキスが出来るなら、したい。
でも
「・・・・・・・・・・・・・ちょっとビックリしただけだよ。 ワタシ、勝手に『二宮くんは好きな人としかキスもセックスもしない人』って思ってたからさ」
一方的に、二宮くんの事を信じていた。 だから、悲しかったんだ。
じわじわ襲ってくる涙を堪えながら、自ら二宮くんの唇に自分の顔を寄せる。
今度は、二宮くんがワタシの顔を挟んでいた手に力を入れて、キスを阻止した。



