もう、誰も好きにならない。











「・・・・・・・・・・・・そっか。 気をつけて帰っ「冴木もする?? ゲーム」







二宮くんに振りかけた手を止める。







二宮くんがワタシをゲームに誘っている。 ・・・・・・・・・・・と、言う事は、二宮くんの家に誘われているという事ですよね?? でも、男の家に簡単に上がる女の事、二宮くんはあんまり好きじゃないハズ。 だけど、二宮くんはワタシを『ヤリマン』と呼んだりする。 コイツなら簡単にヤれるだろうって事?? ・・・・・・・・・・・・確かにワタシ『二宮くんならイイ』って言ったしなぁ。 イヤでも待って。 二宮くん、友達にすらなりたくない程、ワタシの事嫌ってるし、本当にただゲームがしたいだけなんじゃ・・・・・・・・・・。







色んな角度からさまざまな思考を彷徨わせていると







「対戦相手いないとつまんない。 相手してよ、冴木」







ワタシの考えすぎかもしれない。 二宮くんはひとりでやるより、2人でより楽しくゲームがしたいだけなのかもしれない。







「・・・・・・・・・・・・・ワタシ、ゲームしない人だから、やり方分かんない」








「オレ、説明書捨てない人だから、見ながらやれば大丈夫」







『行こう。 冴木』二宮くんが、ワタシの二の腕を掴んで、立つ様に促した。








「・・・・・・・・・・・・・・ゲームがしたいんだよね??」







立ち上がりながら二宮くんに最終確認。








「他に何すんだよ。 ヤリマンが」








「ゲームのみです。 スイマセン」







二宮くんに、ワタシとどうこうなりたいなどという気持ちは微塵もなかった。