もう、誰も好きにならない。










連れて来られた場所は、予想通り準備室だった。







準備室の壁に掛かっている時計を見ると11:10で、二宮くんの出番が終わったばかりだという事に気付く。







「二宮くん、まだドコも回ってないでしょ?? 他のクラス見に行ってきなよ」







『二宮くんは文化祭を満喫しておいでよ』と、機嫌の悪い二宮くんに、それでも笑顔を向けるも







「オレ、文化祭とか興味ない」







と、昼寝時同様、適当な椅子に座る二宮くん。







・・・・・・・・・・・・・・座っちゃったよ。 動く気ないよ、このヒト。







不機嫌な二宮くんと、ココでどう過ごせば良いのだろう。







そもそも、このヒトは何に怒っているのだろう。







ワタシに?? 二宮弟に?? それとも、メイドカフェで何か嫌な事でもあった??







エスパーでも何でもないワタシに分かるハズもない。







ので、聞いてみる。







「・・・・・・・・・・・・・・・二宮くん、何か怒ってる??」







「別に。」







ハイ。 お手上げ。