もう、誰も好きにならない。










「あ、兄ちゃん」







二宮弟が、パっとワタシの手を開放した。 かと思えば、その手首を今度は二宮くんが握っては、ワタシを教室から引っ張り出した。







そしてそのまま歩き出す二宮くん。







「あ、あの・・・・・・・・・・・さっき、ありがとう」







手を引っ張られながら、二宮くんの背中に向かってお礼を言うと







「アイツのクラスになんか行くから、あーゆー事になるんだよ」







二宮くんが、何故か少しキレていた。







「・・・・・・・・・・・・・・」







だからと言って、謝るのも違うと思うし、機嫌の悪い二宮くんに何を言えば良いのかも分からなくて、無言で二宮くんに腕を引っ張られるがまま歩いた。