もう、誰も好きにならない。












二宮くんと別れ、二宮弟の教室に向かう。







1年生の教室がある階。 去年まで歩いていた廊下がやけに懐かしい。







二宮弟のクラスに近づくと、微妙なカンジの歌声が聞こえてきた。







二宮弟のクラスの壁には『カラオケ大会』と書かれた紙が貼られていて、中を覗くとクソつまらなそうな表情で、二宮弟がデンモクを使いながら曲を入れていた。







とりあえず、観客席の後ろの方に行って、大会の模様を眺める事に。







そこそこ上手い人もいた。 原曲の形を留めていないヤツもいた。 マイク、ちゃんと入ってんの??ってくらいウイスパーな声の方もいて。








歌に自信があるわけでもなく、ただ歌が歌いたい人たちで行われるカラオケ大会は、さっぱり盛り上がらなかった。







でも、観客はちゃんといて。 ・・・・・・・・・・・・と言っても、自分の曲順待ちの出演者がほとんどらしく、純粋な観客は、もしかしたらワタシだけかもしれない。








それくらい、面白くも何ともない、二宮弟のクラス。








そりゃあ、二宮弟もあんな顔になるわな。