もう、誰も好きにならない。











「・・・・・・・・・・・・・・・今から弟のクラスに行くの??」







二宮くんの二宮弟に対する憎しみは根深い。







二宮弟に関する話になるだけで、二宮くんの眉間には深い溝が出来る。







「・・・・・・・・・・・・・・・行くよ。 ヤリマンですから」







だけど、ワタシは二宮弟の事が嫌いではないワケで。








「開き直って『ヤリマン』乱用するし」







二宮くんが細い目をしてワタシを見た。







「どうせ言うつもりだったくせに」







「・・・・・・・・・・・・・まぁね」







二宮くん、認めるし。 何だよ。 やっぱりかよ。







「・・・・・・・・・・・・・二宮くん、接客しに戻りなよ」







二宮くんを持ち場に行かせようとすると







「クラスの出し物に参加もしない冴木に言われたくないわ」







二宮くんに意地悪を言われた。







『参加しない』んじゃないのに。 『参加出来ない』んだ。







「・・・・・・・・・・・・・・ワタシ、もう行くね。 接客頑張って」







二宮くんがなかなか持ち場に行こうとしないので、自分が移動する事に。








「・・・・・・・・・・・・・何でオレの言う事なんか、いちいち真に受けんだよ」








『あぁー。 もう』と襟足を掻き毟りながら、二宮くんはやっと持ち場に戻って行った。








・・・・・・・・・・・・・・そんなの、好きだからに決まってるだろうが。 ばか二宮。