もう、誰も好きにならない。










「冴木!! 入ってかないのかよ」






ワタシの方に駆け寄ってくる二宮くん。






「うん。 二宮くんのメイド服姿見たかっただけだし。 ワタシがお客さんとして入るのも、何か気まずいし。 てゆーか、ミニが似合いすぎだよ、二宮くん」







二宮くんのスラっとした長い脚に視線を落とすと








「あんま見んなっつーの」







と、二宮くんが女のコみたいに、両手でスカートを押さえた。








「女子か」







思わずツッコミを入れて笑っていると







「・・・・・・・・・・・・・・やっぱ、冴木も無理矢理参加させれば良かった。 ズルイだろ、オレの事笑っておいて、自分はメイド服着ないとか。 冴木のメイド姿も見たかったわ」







二宮くんが、嫌味を言っている様で、ワタシが参加出来なくて残念だったとも取れる言い方をしながら、ふてくされた顔をして見せた。








まぁ、ただ単に『オマエも同じ思いをしろよ』って言いたいだけなのだろうけど。