もう、誰も好きにならない。











好きな歌を何曲か聴いて、少しだけ気分が上がったところで時計に目をやると、9:00を過ぎていた。







別に急いでいないし、誰かがワタシを待っているワケでもないので、ゆっくり準備室を出て教室に向かう。







廊下には、他校の制服のコたちや、卒業生を思われる人たちがたくさん居て、凄く賑やかだった。







盛り上がれない自分が場違いに感じて、何か居心地が悪い。







楽しげな人々の間を縫って教室に着くと、扉の向こうにメイド服を着た二宮くんがいた。








・・・・・・・・・・・・・・・あんな下手くそなメイド服、ちゃんと着てくれたんだ。







てか、脚が思いの他綺麗。







メイド服を意外に着こなせてしまっている二宮くんに心の中で笑いつつ、教室を通り過ぎようとした時、二宮くんと目が合った。