もう、誰も好きにならない。












--------------------翌日のお昼休み、準備室でお弁当を食べていると、二宮くんが宣言通りメイド服の生地を片手にやって来た。








『じゃあ、よろしく』とワタシの目の前にソレを置く二宮くん。








とりあえず、生地を広げてみる。








・・・・・・・・・・・・・・。







二宮くんは、結構身長が高い。








生地の大きさから言って、失敗出来ない。








ワタシ、大丈夫なのだろうか。 引くほど不器用なのに。








「冴木、母親に手伝ってもらおうとか思ってないよな?? それはオレが心苦しいから、まじやめろよな。 上手に出来なくても、自分の力で作れよな」








二宮くんが、ワタシの頭を一瞬過ぎった案を見透かした。








てゆーか、何だよ、その言い方。 作ってもらう立場のくせに。









「・・・・・・・・・・・・・・分かってるよ」








それでも、二宮くんが着てくれると思うと嬉しくて、精一杯頑張って作り上げようと思った。