「・・・・・・・・・・・・・・寝てなかったんだ。 頼みって何??」
「コレ、作って」
二宮くんが立ち上がり、ワタシの方に寄ってきては、作って欲しいというソレをワタシの前に置いた。
「・・・・・・・・・・・・・・イイけど、ワタシ、裁縫得意じゃないよ。 てゆーか下手くそだよ。 不器用だし。 それに、二宮くんの衣装作りたい子、いっぱいいるだろうから、他のコに頼んだらどうかな??」
二宮くんがワタシの目の前に置いたソレは、メイド服の型だった。
「オマエ、どうせ文化祭参加しないんだろ。 超ヒマじゃん。 てか、自分だけ超絶楽しちゃってんじゃん。 それってズルくね??」
『イイから作りなさい。 生地は明日配られるらしいから、明日渡す』と二宮くんが強引にメイド服の型をワタシに押し付けた。
素直に優しさを見せない二宮くんに、薄っすら笑ってしまう。



