「・・・・・・・・・・・・・・簡単に言わないでよね」
ポツリと零して二宮元カノがその場を立ち去ろうとした時
「・・・・・・・・・・・・・ごめんね、美奈さん。 オレ、兄ちゃんの事普通に好きだからさ、『兄ちゃんの彼女、奪ってやろう』とか、そんな泥沼に足突っ込む気なかったんだけどさ、美奈さん、すげぇ可愛くて魅力的だからさ、『ちょっとだけ、1回だけなら』って軽い気持ちで近づいた。 ・・・・・・・・・・・オレが悪いんだけど、乗ってきちゃダメじゃん、美奈さん」
二宮弟が元カノの背中に向かって話しかけた。
聞き忘れていた・・・・・・・・・・・というか、聞くタイミングを逃してした『美奈』という名前の二宮元カノが振り向いた。
「・・・・・・・・・・・・だって、奏くん、凄くかわいくてカッコイイんだもん」
美奈さんが、やるせなさそうな苦笑いをすると、二宮弟も同じ表情を作った。
--------------------なんて、浅はかなのだろう。
美奈さんも、二宮弟も、ワタシも。



