「えっ、うん……」
明らかに戸惑っている柚葉に何を勘違いしたのか
「柚?顔赤いよ?」
「えっ!柚熱あるんじゃないの!?大丈夫!?」
「保健室いくよっ!」
女達が騒ぎ出す。
無理矢理保健室に連行されて行った柚葉の背中を見届ける。
「ほら王子様ぁー。」
わざとらしい恭介に便乗するように
「姫は王子様にしか助けられないんだよ!」
「保健室にお迎えに行かないと。」
薫と優が言う。
「…」
柚葉に次、拒否られたら立ち直れない。
現実から目を逸らす為に、俺は狸寝入りする事にした。
「天野くん!」
「起きて下さい!」
んだけど、柚葉を連行して行った女2人が戻ってきたらしく何故か起こされた。
「ちっ。なんだよ」
イヤイヤ体を起こせば、俺を睨んでいる女2人。
何故俺は睨まれている?
恭介の方をむけば苦笑された。
「柚と何があったんですか?」
「………」
基本、俺は柚葉以外の女とは会話しない。したくない。
だから「恭介。」お願いする。
「はいはい。なんでそう思うの?」
「今日の柚、元気がないし……」
それに、と女Aの後に続ける女B。
「さっき、柚が初めて私たちに弱い部分を見せてくれたから…
初めて柚が私たちを頼ってくれたから、力になりたいんです!」
弱い部分……?頼る……?


