きっともう会うことはないだろうけど、でも願わずにはいられないんだ。 震える手でそっと希望の言葉を載せてメッセージを書くとゆっくり卒業アルバムを閉じた。 「書けた?」 「書けたよ」 「じゃあ、はい。 読むのはお互い家で読もう」 「うん」 君の笑顔が大好きだったよ、小池さん。